Operetta 7 (Tempo2.0・sunny)
――しかし、食べづらい……
――しかし、食べづらい……
「あのっ!これに他意はなくって・・そのっLME hotelの周辺にあるレジャー施設をリサーチしておくのも良いかと思いましてっ」
ホテルに帰ったキョーコはフロントでルームナンバーを告げる。
帰って来たといっても場所はホテルなので、出迎えてくれる人のにこやかな態度はあくまでお客様に対してのものだ。
キョーコは育ちのせいもあり、このお客様を迎えるという事をよく知っている。
それを基準にしても満足のいくものだった。
「好きだったんでしょうね……か。じゃあ、今はもう好きじゃないの?」
「おはようございます!」