Operetta 2 (Tempo2.0・sunny)
「おはよう、最上さん」
「おはよう、最上さん」
やがて忙しい二人の日々が駆け抜けて……。
※先日のパリ旅行からの妄想です。(ちょうどパリコレも開催中だったので)
ホテルを拠点に動き、現地の写真とともに…
(3/19 第一話を当企画BLOGから修正し、頂いたコメントと共にこちらに移動)
このホテルでは披露宴をするが、直ぐにはハネムーンに行けない二人が一泊する予定になっていた。
次の日もどうしても抜けられない日にちの仕事が夕方にはある。忙しすぎる二人にはほんの一時の休息だ。
ハニームーン代わりにデラックスなスウィートルームで、僅かな蜜時を過ごせるようにと配慮はされていた。そしてどこかロマンチックな装いの部屋に、キョーコでなくても心が躍る部屋だと訊いた。
呼び出しがない限りは二人だけの時間になるようにと言うことだ。
だが今日はその時の為に楽しみは取っておくことにして、別の部屋のスウィートルームへの宿泊だった。
そしてホテル側との打ち合わせは至極簡単なものになった。それよりも社長側の披露宴の計画が何処まで練り込まれているかと言うところが肝心だ。
社長の『愛』の為の披露宴は、どこまでも限りなく…際限の無いほどに広がっては、ホテル側にも毎日のように連絡が入るとその時聞いた。