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その扉の向こうへ… 2 (スウィート・ムーン・山崎由布子さん)

 二人は時間を考えてホテル側に全てをリザーブしていた。予定がずれ込むことも考えていたが、少し遅くなったぐらいですんだ。専用の駐車スペースに止める事が出来ると車の外に出た。
 そこに黒服に蝶ネクタイの男性が蓮とキョーコを待ち立っていた。蓮達を人目に付かないまま案内する為だ。

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ひとりじめ-3- (妄想最終処分場(仮称)・霜月さうらさん)

撮影の合間、私はまたしても買い物に出かけた。
街はこの時期、歩くだけで甘い香りに遭遇するほどこのイベントに合わせたチョコレートで溢れている。
ベインデーとしてしか記憶してないこの日を、こんなに弾んだ気持ちで迎えるなんて思いもしなかった。
今年はセツカとして過ごすから、親しい方へのお礼のチョコも手渡しはできず少しさみしいような、ほっとしたような複雑な気分だった。この日をともに過ごす敦賀さんには…悪いけれどバレンタインにチョコレートは贈らないと決めている。
だっ て、毎年トラックに積むほどのチョコレートをもらう大先輩。食が細いうえに甘味を好んで食べる人ではない。…そもそも食に対してこの人に好みを求めるほう が間違いだ。性格から考えても、一つでも食べれば全部食べないと悪いような気がして…と一つも手を付けないのだろうと思う。処理に困る無駄なものを渡すな んて迷惑なことをしたくない。
それが私の敦賀さんに対するバレンタインのルール。

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ひとりじめ-2- (妄想最終処分場(仮称)・霜月さうらさん)

日付変更を跨いだ深夜。
君は時計を気にしながら、『食べたかったから』とケーキを取り出した。一人で食べられそうな小さなホールケーキ。
ケーキならばカットケーキでもなんでもいいのだろうけど、小さいながらも『ホールのケーキ』に都合よくも何かしらの意図を期待してしまう。

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お客様は神様です。1 (なんてことない非日常・ユンまんまさん )

「つ・・つつつつつ敦賀さんっ・・なにをなさるんですか!?」

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その扉の向こうへ… 1 (スウィート・ムーン・山崎由布子さん)

※連載ものです

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