DAYBREAK 4 side蓮 (徒然妄想記・ちなぞさん / 降っても晴れてもスキ日和・ひかりさん)
『…ずっとだ、ずっと…少しでも離れたら、許さない』
絶え間なく溢れ出る君への想いが、“カイン”の口から束縛の言葉になって零れ落ちていく。
やわらかな君の胸に顔を埋め、包まれるような心地よさに身を揺蕩えながら、俺はひどい混乱に陥っていた。
(君は…自分が今何をしているか分かっているのか?)
『…ずっとだ、ずっと…少しでも離れたら、許さない』
絶え間なく溢れ出る君への想いが、“カイン”の口から束縛の言葉になって零れ落ちていく。
やわらかな君の胸に顔を埋め、包まれるような心地よさに身を揺蕩えながら、俺はひどい混乱に陥っていた。
(君は…自分が今何をしているか分かっているのか?)
『お前は俺のモノだ。俺だけのモノだ』
敦賀さんの長く整った指先が、私の頬をゆっくりとなぞるように滑っていく。
「おはようございます。敦賀さん」
(…・なッ…・!!)
晒された姿に思わず息を呑んだ。
オトコの欲望を具現化したような、それでいてオンナの強い主張も感じる、妖艶な黒のベビードール。
それはたしかに“セツカ”が選びそうなものだけれど…。
けれど“最上キョーコ”にはありえない。
絶対にありえないものだった。