ひとりじめ-2- (妄想最終処分場(仮称)・霜月さうらさん)
日付変更を跨いだ深夜。
君は時計を気にしながら、『食べたかったから』とケーキを取り出した。一人で食べられそうな小さなホールケーキ。
ケーキならばカットケーキでもなんでもいいのだろうけど、小さいながらも『ホールのケーキ』に都合よくも何かしらの意図を期待してしまう。
日付変更を跨いだ深夜。
君は時計を気にしながら、『食べたかったから』とケーキを取り出した。一人で食べられそうな小さなホールケーキ。
ケーキならばカットケーキでもなんでもいいのだろうけど、小さいながらも『ホールのケーキ』に都合よくも何かしらの意図を期待してしまう。
「つ・・つつつつつ敦賀さんっ・・なにをなさるんですか!?」
自分を絡め取る馴染んだ温もりが微かに動く気配がして、キョーコの意識はゆるりと浮上した。
「買っちゃった…」